ジョブ・オ・オディオン
本論文では、著作物の著作者と所有権という、類似しているが隣接していない概念間の対立について検討しました。これは、著作者と著作権の所有権は同一人物に存在すると想定されるものの、適切な状況下では 2 人の異なる人物が別々に著作者と所有権を主張できるという背景を踏まえて行われました。著作権の著作者がその権利の所有者であると想定される一方で、著作者が著作権の所有権を否定される状況もあります。著作権の委託者と受託者との関係ほど、この異常性を象徴する著作権の形態はありません。これが私たちの分析の基礎です。