クシシュトフ・ブジョゾフスキ、エミリア・シコルスカ、ハンナ・ミェシュニコフスカ、カタルジナ・コネッコ、ラファウ・アシュルサルツ、ヨランタ・クミルスカ、ヴィトルト・モズガ、ヤツェク・オルチャク、ヤヌシュ・ザブロツキ、シルヴィア・ロジェヴィチ=モトヴィドー、ズビグニエフカチンスキー
スキリオリニンIIの2つの類似体[11Ψ12(CN4)]ScyIIと[15Ψ16(CN4)]ScyIIの立体配座解析をDMSO-d6中で行った。2D NMR技術と拘束分子動力学を適用した。これまでの研究では、スキリオリニンIIはDMSO-d6溶液中で3つのシスペプチド結合をとることが示されていた。さらに、その2つの類似体[Aib16]ScyIIと[Sar16]ScyIIでもシスペプチド結合形状が見られた。上記を考慮して、拘束ScyII類似体の広範な立体配座研究を行うことにしました。そのために、研究対象のペプチドのいずれかにテトラゾール基を導入しました。これらのペプチドは、Fmoc化学を用いた固相法で合成されました。 2 つの類似体の場合、TOCSY、NOESY、ROESY、DQF-COSY、および温度スペクトルのセットが記録されました。最終構造を取得するために、XPLOR 3.11 プログラムに実装されている CHARMM 力場を使用して、拘束分子動力学シミュレーションを実行しました。計算の結果、それぞれ 10 個の配座の 2 つのアンサンブルが得られました。得られた構造を比較すると、1,5 置換テトラゾール環の導入が 3 次元構造に局所的にも全体的にも影響を与えることがわかりました。