パドマ・ガンディ*、ムスミ、サンギータ・ミーナ、パラヴィ・ワグメア
目的:原子間力顕微鏡を用いて、カゼインホスホペプチド非晶質リン酸カルシウム (CPP-ACP) と β-リン酸三カルシウム (β-TCP) の、清涼飲料水による歯の侵食に対するヒトの歯のエナメル質の再石灰化能力を比較する。材料と方法:抜歯した 40 本のヒト前歯をランダムに 2 つのグループに分け、CPPACP ペースト (GC Tooth Mousse) と β-TCP (ClinproTM Tooth Crèam) ペーストを清涼飲料水 (コカコーラ) で 2 分間脱灰し、その後両方のペーストで再石灰化した。各サンプルは、未露光、脱灰、再石灰化サイクルで原子間力顕微鏡(AFM) にかけ、表面粗さを測定した。結果と統計分析:両方の実験グループのサンプルは再石灰化、つまり表面粗さの減少を示し、β-TCP ペーストの方が表面粗さが高かった。統計分析は、Student t 検定と ANOVA に加えて Tukey の事後 HOC 分析を使用して実施しました。グループ内比較では p<0.01 でしたが、グループ間比較では有意差がありませんでした。結論: β-TCP 石灰化ペーストは歯の侵食を防ぐのに効果的です。