アリ・モハメッド・イマー
四座配位シッフ塩基配位子、N, N-ジ(ピリジン-2-イルベンゼンイルメチレン)エチレンジアミンおよびNi(II)、Co(II)、Cu(II)、Zn(II)などの二価遷移金属の錯体について、合成、元素分析、モル伝導度、赤外スペクトル、紫外可視(電子スペクトル)、磁化率測定の観点から調査した。配位子は、1-フェニル-2-(ピリジン-2-イル)エタン-1, 2-ジオンとエチレンジアミンの縮合によって合成された。各二価遷移金属錯体は、8つの配位八面体の幾何学的構造を有する。化合物の殺菌および抗真菌活性は、ディスク拡散法によってin vitroで評価した。2種類の細菌と2種類の真菌に対して実施した抗菌研究では、使用したすべての微生物に対して、シッフ塩基配位子よりも錯体の方が抗菌活性が高いことが明らかになった。