水産養殖研究開発ジャーナル

概要

ザンビアにおける養殖業の健康管理の実践：現状、課題、バイオセキュリティ対策の提案

オリバー・J・ハシムナ、サヒヤ・マウル、ジョセフ・ムファンデ

ザンビアでは水産養殖業は重要な産業であり、同国の経済発展、食糧安全保障、雇用に貢献している。最近、水産養殖の生産量は大幅に増加したが、その潜在能力が完全に発揮されるにはまだまだ遠い。このため、ザンビア政府は、生産量を拡大するために、この産業をより実行可能な事業にするための取り組みを行っている。こうした取り組みがプラスの影響を与え続け、水産養殖の生産量が増加し続けると、水生動物の病気が発生し、産業の持続可能性が脅かされる可能性がある。ここでは、ザンビアにおける水産養殖衛生管理慣行に関連する現状と課題、および魚類の病気の発生を最小限に抑えるために農家が採用できるバイオセキュリティ対策の提案について検討する。この論文では、これまでザンビアは水産養殖の病気から免れてきたものの、病気の発生を防止および制御するための適切な対策が欠如していることを明らかにした。全体として、ザンビアの水産養殖生産者は、利用可能なバイオセキュリティ対策を採用して企業内での病気の発生を防ぐことで、大きな利益を得ることができる可能性がある。