ルクマン・アフマド、ネーハ・パタク、ラジア・K・ザイディ
大麦から分離された種子伝染性菌類に対するいくつかの植物の効能を調べるため、実験室実験が行われた。標準ブロッター法と寒天平板法の両方で種子を培養して、最も頻繁に分離された菌類はAlternaria alternata で、次いで Rhizopus spp.、Mucor spp. であった。5 種類の植物、すなわちEucalyptus globulus、Calotropis procera、Melia azedarach、Datura stramonium、Acalypha indica の葉抽出物を 5%、10%、20% の濃度で A. alternata に対して評価した。結果から、すべての植物抽出物が A. alternata の菌糸の成長を著しく阻害することが明らかになった。これら 5 種類の植物抽出物の効果は濃度によって変化した。 E. globulus の葉抽出物を 20% 濃度で投与すると、A. alternata の菌糸成長が最も阻害され (52.6%)、次いで C. procera (50.88%)、M. azedarach (48.21%)、D. stramonium (47.42%) となった。一方、 A. indica の場合、対照群と比較して、葉抽出物濃度 5% で菌糸成長の阻害が最も低く (37.52%)なった。しかし、試験したすべての植物抽出物を 20% 濃度で種子処理すると、菌類の大部分が除去され、種子に発生する種子伝染性菌類の相対頻度が減少することが判明した。また、対照群と比較して、標準ブロッター法と寒天平板法の両方で発芽率が上昇した。