ISSN: 2153-2435
内海文明、田沼誠一
今年のノーベル生理学・医学賞は、幹細胞の分野で研究を確立し発展させた2人の研究者に贈られました。現時点では、iPS(人工多能性幹細胞)細胞を用いた技術を医療に実用化するには、まだ克服すべき問題がいくつかあるようです。しかし、iPS細胞の概念は、特に再生医療において医学だけでなく、新薬の開発にも大きな希望をもたらしました。ここでは、医学の観点から、iPS細胞の概念を癌などの病気の新しい治療法に応用する別の可能性を提案します。
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