トゥシャール・A・シンハ、アミット・クマール、ニキレシュ・バルガヴァ、ソウミャ・S・マリック
本稿では、ナノ流体の熱特性に関する実験的調査の結果を紹介します。超音波処理時間、沈降時間、温度が酸化亜鉛 (ZnO、14 nm および 25 nm サイズ) および単層カーボンナノチューブ (SWCNT、10 nm サイズ) ベースのナノ流体の熱伝導率、粘度、比熱に及ぼす影響を調査し、DI 水およびエチレングリコール (EG) をベース流体として使用した ZnO の結果を比較します。実験結果によると、調査したパラメータはナノ流体の熱特性に顕著な影響を及ぼします。EG ベースのナノ流体の熱伝導率の向上率は、水ベースのナノ流体よりも低いことがわかりました。SWCNT ベースの DI 水ナノ流体は非常に不安定であることがわかりました。つまり、ナノ粒子が非常に急速に沈降します。SWCNT ナノ粒子懸濁液の体積分率 0.02% により、DI 水の比熱が 10% 増加します。 14 nm サイズの ZnO ベースのナノ流体の比熱は、体積分率 0.001% と 0.002% でそれぞれ 24% と 13% 減少しました。