アニルバン・バタチャリヤとサビタ・バタチャリヤ
'メチルジャスモネート' が、薬用コリウスの根腐れ病の原因菌である植物病原性 Fusarium solani (Mart.) Sacc. のコロニーの成長、胞子形成、胞子発芽、および発芽管の伸長に及ぼす影響を in vitro で研究しました。 0.05%、0.10%、および 0.20% の 3 種類の濃度のメチルジャスモネートを 'ポテトデキストロース寒天' 培地の改良剤として使用しました。 0.10% および 0.20% の濃度では、48 時間および 96 時間の培養後、濃度依存的に、対照と比較して、メチルジャスモネートは真菌コロニーの成長阻害率を大幅に増加させることができました。 阻害は 96 時間後よりも 48 時間後の方が深刻でした。最も高い成長阻害率 (76.00) は、48 時間後に 0.20% のメチルジャスモネートで得られました。メチルジャスモネート処理は、濃度依存的に病原体の胞子形成、胞子発芽頻度、および発芽管の成長にも有意な減少効果を示しました。0.20% メチルジャスモネートは最も重篤な効果を示し、胞子数 (8 x 10 4 /ml 培養濾液)、発芽率 (4.80)、および発芽管長 (54.52μ) が最も低くなりました。本研究では、メチルジャスモネートは、in vitro 条件下で Fusarium solani に対して静真菌性および殺菌性を示しました。これは、メチルジャスモネートがこの特定の菌に対して阻害効果を示した最初の報告であり、これにより、圃場条件下で Fusarium solani によって引き起こされる薬用コリウスの根腐れに対する生物的防除剤としてメチルジャスモネートを将来使用できる可能性が裏付けられます。