感染症と診断ジャーナル

概要

アフリカのCOVID-19第3波：相互フィードバックループにおける行動と疾患の結合システム

ジア・バインガ・カンバイ、マフムード・シェク、ブライマ・コロマ、ジョセフ・ムスタファ・マカシー、ダニエル・カイティビ、フォデイ・サール、エンジェル・マグダラレン・ジョージ、ファトマタ・ゲベ、ダフネ・カミングス・ラー、ローレンス・サオ・ババウォ

COVID-19がパンデミックと宣言されてから1年が経ち、現在アフリカ大陸の大半でCOVID-19の症例数と関連死者の急増が見られており、アフリカではほとんど無視できなかった第三波と呼ばれている。2021年7月時点で、最近報告されたCOVID-19の増加の約86％を占めるモロッコ、南アフリカ、チュニジア、エジプト、ナイジェリア、リビア、ケニア、アルジェリア、ザンビア、エチオピアは、大陸のCOVID-19パンデミックの第三波の最前線にいると言ってもいいだろう。一般的には土着のCOVID-19第三波と言われるものを経験したアジアやラテンアメリカの国々とは異なり、アフリカの第三波のCOVID-19症例は輸入症例によって引き起こされたと広く考えられている。アフリカは世界の他の国々と同様にほぼ同時にCOVID-19制限を緩和したため、第三波のパンデミック中に大陸で現在COVID-19症例と関連死が急増していることは、いくつかの疑問を投げかけている。これらの急増はパンデミックの第二波の直後に起こった。