内海文明、大山高弘、尾崎健スク、福井恵、小川翡翠、佐々木勇気、立花春樹、福島千里、藤川誠、阿部英明、スティーブン・ラーセン、田沼誠一
いくつかの天然化合物および化合物が抗老化薬としての効果があることが示唆されている。例えば、カロリー制限(CR)模倣薬であるトランスレスベラトロール(Rsv)および2-デオキシ-D-グルコース(2DG)は、生物の寿命を延ばすことができる候補化合物であり、テロメア維持およびミトコンドリア機能の調節にも役割を果たす可能性がある。最近、免疫抑制剤であるラパマイシンおよび糖尿病治療薬であるメトホルミンなどの医薬品は、インスリン/IGF1シグナル伝達経路に作用することが示されており、したがって、これらにも抗老化効果が期待される。ここでは、テロメアおよびエネルギー代謝調節因子をコードする遺伝子のプロモーター活性の観点から、老化を遅らせ、老化を制御する治療薬として使用できる新規化合物を発見するための新しいプロトコルを提案する。