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概要

人工妊娠中絶の2日後に急速に血液凝固障害を発症した子宮腺筋症の症例

西本正人、藤岡拓也、斉藤正人、斉藤真也、倉方正人、菅原純、八重樫直人、杉山拓也

子宮腺筋症は、感染、手術、不妊治療、妊娠中絶、出産などにより急速に播種性血管内凝固症候群を発症する症例が時折報告されているが、この疾患についてはほとんど知られていない。今回我々は、稽留流産掻爬術後2日後に急激な血液凝固障害を呈した子宮腺筋症の1例を経験した。症例は39歳日本人女性で、続発性無月経を主訴に個人クリニックを受診し、妊娠11週と判明した。3日後に稽留流産と診断され、掻爬術翌日に激しい腹痛を主訴として当院に搬送された。患者は下腹部痛、臀部から両下肢にかけての痛みを訴えていた。経膣超音波検査では、子宮後壁にびまん性の子宮腺筋症が認められ、子宮腔内に胎児組織は残存していなかった。入院時検査所見では、白血球数の軽度上昇のみであったが、Dダイマー、フィブリン分解産物が異常高値であった。入院後、非ステロイド性抗炎症薬の投与により症状は改善し、入院翌日の検査所見では、著明な血液凝固障害、腎機能低下、血小板数減少、乳酸脱水素酵素(LDH)濃度上昇を認めた。CTでは明らかな血栓症は認めず、MRIでは子宮後壁に不整な高信号域を伴うびまん性の子宮腺筋症を認めた。子宮腺筋症内微小血栓症の診断で、子宮全摘出術を施行した。手術所見では、子宮背側に軽度子宮内膜症癒着を認め、子宮腔内に絨毛成分を確認した。病理組織学的検査では、子宮腺筋症間質のびまん性出血とフィブリン血栓形成を認めた。子宮腺筋症による腫瘍内血栓症と診断されました。術後、血液凝固障害や腎機能低下は徐々に改善し、順調に経過し、術後10日で退院しました。

免責事項: この要約は人工知能ツールを使用して翻訳されており、まだレビューまたは確認されていません